ネコの足といえばかわいい肉球のイメージがありますね。
実はネコの肉球は人間の足でいうとつま先に該当します。
ではネコのかかとはどうなったのでしょうか。
これはネコに限らず多くの四足歩行の哺乳類にみられる特徴ですが、ネコのかかとは地面から浮いています。
つまりネコは常につま先立ちをしているんですね。
いつもつま先立ちをするのはつらそうですが、ネコの足の骨格をみるともともとつま先立ちを前提にしたデザインになっています。
つま先立ちになっていることでばねのような力が働くこともネコの素早さやジャンプ力を生む理由の1つだと思います。
これがサルのような類人猿の骨格だと、人間に近いだけあってかかとは地面についています。
二足歩行のためにかかとがだんだん下りてきたともいえます。
人間にとってはつらいつま先立ちですが、ネコにとっては常識だったんですね。