整体でよく議論されるテーマに、立つときにかかと重心とつま先重心のどちらが良いのかということがあります。
整体院のブログなどを読んでいても、かかと派の先生もつま先派の先生もどちらもたくさんいますね。
ただ、かかと重心にしてもつま先重心にしても、かかとやつま先だけで立つわけではありません。
極端なバランスは身体には大きな負担になりますし、かかととつま先のどちらを重視して立つかという問題です。
そのことを踏まえた上で、ぼくはつま先重心をおすすめしています。
理由としてはかかと重心だと背骨への負担が大きすぎることと、指が使えずに浮指の原因になることが挙げられます。
また前回のブログで触れたように多くの哺乳類がつま先立ちを採用しています。
人間も哺乳類なのでつま先重心が自然に反しているとは考えにくいです。
かかと重心に慣れている方がつま先重心にするとかなり前傾している感覚になると思いますが、前傾気味でおなかに力を入れて腰をサポートするように立つと腰もかなり楽になります。
というわけで当院としてはつま先重心をおすすめします。