ふくらはぎはよく第二の心臓といわれます。
これはふくらはぎの筋肉が下半身の血液を上半身に引き上げるポンプの役割をしているからです。
二足歩行の人間にとって、高い位置にある心臓へ血液を送るサポートをする重要な役割だといえます。
ふくらはぎの筋肉は歩いたり、ランニングをすれば必ず使います。
移動することで自動的にこのポンプ作用も働くので、人間の身体はとても効率的に設計されているなと感心します。
ふくらはぎは重だるさを感じたり、むくみやすいポイントでもあります。
特に長時間のパソコン作業や運動不足はこういった状態を起こしやすいです。
ふくらはぎの運動としては、つま先立ちがおすすめです。
足の指で全身を持ち上げ数秒キープしてから、かかとを下ろしてまた持ち上げるという運動を繰り返します。
このときかかとを完全に下ろしてしまうと休憩になってしまいますので、下ろすときもかかとは少し地面から浮かせます。
回数は10回程度を目安に調節してください。
注意点としては足の指5本すべてを意識して行うこと、反り腰になりやすいのでおなかをよく引っ込めて行うこと、転倒の心配がある方は壁際で行うことが挙げられます。
また、以前にブログでも書いたように椅子に座るときにかかとをしっかり床につけることも大切です。
ふくらはぎの重だるさやむくみが気になるという方は、今回の運動をぜひお試しください。
血の巡りが良くなるので冷え性の方にもお勧めです。