肩こりや首こりを起こしやすい筋肉の中に肩甲挙筋という筋肉があります。
漢字からも分かるように肩甲挙筋の主な役割は肩甲骨を持ち上げることです。
肩甲骨と体幹部をつなげている骨は鎖骨だけです。
つまり肩甲骨は身体の中で浮いている状態に近く、その肩甲骨を肩甲挙筋はつり上げるような形で支えています。
肩甲骨には腕の重さも加わっているので、肩甲挙筋にはかなり大きな負荷がかかっています。
また、極端な猫背や前肩の姿勢になるとこの筋肉は引き延ばされます。
このようにストレスを受けやすい肩甲挙筋は、肩こりや首こりを引き起こす典型的な筋肉です。
肩こりでお悩みの方は、この筋肉が肩甲骨についている部分(首の付け根あたり)がコリコリした塊になっていることも多いです。
特に首を突き出すような姿勢は負担が大きいので、パソコンやスマートフォンを操作するときは顎を引くということを意識してみてください。