哺乳類の中では少数派の有袋類(ゆうたいるい)。
胎盤を作らず、子宮ではなく袋で子どもを育てる哺乳類です。
有袋類はオーストラリアに住んでいる種族が多く、カンガルー、コアラ、タスマニアデビル、フクロモモンガ、ウォンバットなどが有名です。
日本でもペットとして人気のあるフクロモモンガは、胎盤類であるモモンガとは直接の関係のない別の種族ということになります。
ぼくは動物の動画を見るのが好きなのですが、動物の動画の中でも有袋類の動画は抜群に面白いものが多いです。
有袋類は胎盤がないため妊娠期間が短く、脳が有胎盤類よりも小さい傾向があります。
ですが、カンガルーやコアラの動作はとても人間的です。
チンパンジーやサルなどの類人猿の動きが人間らしいのは当たり前なのであまり面白くないのですが、人間とデザインが全く違う分、有袋類の動作は新鮮で見ていて飽きないです。
有袋類は前脚が発達していて器用に物をつかむことができます。
実際、コアラの腕の骨格は人間の腕とそっくりです。
有袋類は、姿は人間っぽくないのに動作が人間らしいというのが個人的にすごく魅力的なポイントです。