
フクロモモンガは英語でシュガーグライダーといいます。
日本語に訳すと「甘い滑空者」という感じでしょうか。
フクロモモンガは甘いものが好きなことから付いた名前ですが、フクロモモンガのかわいらしい雰囲気にもよく合っていると思います。
哺乳類は大まかに有胎盤類と有袋類(ゆうたいるい)に分けられます。
有胎盤類は子宮の中に胎盤を作る種族で、有袋類は胎盤を作らず、子宮ではなく袋で子どもを育てます。
哺乳類の中でも少数派の有袋類は、カンガルー、コアラ、タスマニアデビル、フクロモモンガ、ウォンバットなどが含まれます。
この有袋類の日本名は、「フクロ」+「似ている有名な動物の名前」というパターンが多くて、フクロモモンガ、フクロアリクイ、フクロネコ、フクロギツネなどがいます。
「フクロ」というのは有袋類の袋のことですが、そもそも有袋類と有胎盤類は系統がまったく違う哺乳類なので、このネーミングはかなり問題があると思います。
この書き方だとフクロモモンガはモモンガの1種のように読めてしまうので。
その点、シュガーグライダーだと、モモンガとは言っていないので説得力があります。
とはいえ、フクロモモンガも最近は「フクモモ」と略されて人気です。
「フクモモ」という響きはかわいらしくてイメージによく合っていると思います。
名前を付けるというのは難しいですね。