人間は情報の8割を視覚から入手するそうです。
ですが動物は必ずしも視覚を最優先にしているわけではありません。
イヌは優れた嗅覚を持っていることで有名ですが、実際にイヌが1番頼りにする感覚は嗅覚です。
ある物が食べられるかどうかを判断するときに人間は見た目で判断する人が多いと思いますが、イヌはにおいで判断します。
ネコも人間よりも鋭い嗅覚を持っていますがイヌほどではありません。
ネコはイヌや人間よりも聴覚が発達しています。
ネコが1点をじっと見つめているときは何かの音に集中していることが多いです。
その音が飼い主には聞こえないこともよくあります。
イヌもネコも視力は人間ほどではなく0.2程度です。
ぼんやりとしか見えていないんですね。
ただしイヌもネコも暗闇には強く、わずかな光があれば昼間のように見えます。
イヌとネコは祖先が同じですがイヌは草原で進化して、ネコは森林で進化したと考えられています。
狩りをするときに広い草原で特定の個体を狙うにはにおいを追うのが有利に思えますし、立体的な森林では音で追いかけるのが適していたのではないでしょうか。
このように動物によって重視する感覚は違いますが、人間の場合は見ることを重視して発達した種族だといえます。