メディアには外反母趾の原因としていろいろな理由が載っています。
靴が合っていない、歩き方がよくない、偏平足、遺伝、筋力不足といった理由が多いです。
ぼくは以前のブログでも書いたように歩き方の問題が大きいと考えます。
ただ筋力不足も関係が深く、足の指の筋力が不足しているために靴の形や歩き方の影響を受けやすいともいえます。
外反母趾は圧倒的に女性の割合が多いことも筋力の影響を感じさせます。
また、女性、男性に関わらず、現代人は足の指がうまく使えない傾向が顕著で、全身の不調の原因にもなり得る浮指になっている方も多いです。
外反母趾では親指の付け根(母指球)に過剰な圧力がかかり、土踏まずが低下して親指の内側にある母指外転筋が伸ばされます。
母指外転筋は土踏まずのアーチを作り、親指を内側に引く筋肉です。
この筋肉が弱ることで親指は外側(小指側)に引かれ外反母趾の形になります。
そのため母指外転筋を鍛える運動が有効です。
足の指の運動としては、タオルを足の指でたぐりよせるトレーニングであるタオルギャザーが有名です。
ですが、ぼくはより負荷の高いトレーニングとしてつま先立ちをおすすめします。
足の指で全身を持ち上げ数秒キープしてから、かかとを下ろしてまた持ち上げるという運動を繰り返します。
このときかかとを完全に下ろしてしまうと休憩になってしまいますので、下ろすときもかかとは少し地面から浮かせます。
回数は10回程度が目安です。
転倒の心配がある方は壁際で行うか、負荷の軽いタオルギャザーから始めてみましょう。