前回のブログでは適度なストレスがパフォーマンスを向上させるということに触れました。
ストレスは良くも悪くも変化を与えるきっかけになります。
生物の進化も様々なストレスに対抗してきた結果として考えられると思います。
古代の魚が初めて陸に上がったときは、ヒレで移動するのはかなりのストレスだったはずです。
ヒレは長い時間をかけて陸上の移動に適した脚に進化して、両生類が生まれます。
古代の魚ががんばって陸に上がることがなかったら、人間は存在しないことになります(笑)
つらい思いをしてまで魚が陸に上がった理由も気になりますね。
古代の生物は現代の生物と比べるとデザインが洗練されていないことも多く、環境のストレスに対抗して有利な形に進化していったことを感じさせます。
以前にブログで紹介したベニクラゲはストレスを受けると若返るという、事実上の永遠の命まで獲得しています。
生物の多様性はストレスへの応答の結果ともいえるわけで、広い意味ではストレスのポジティブな面ともいえるかもしれません。