ぎっくり腰になった場合、痛みが弱くなるまで横になって安静にして過ごすという方も多いと思います。
実は最近の研究では、ベッドで安静にしている場合とできる範囲で普段通りの生活をしている場合を比べると、普段通りの生活をしている方が治りが早く、再発もしにくいとされています。
ぎっくり腰は動きながら治すということですね。
「そうは言っても、痛いものは痛いんですけど」という意見もあると思いますので、なるべく普段通りに生活するポイントを挙げてみます。
・腕を使ってサポートする
ぎっくり腰で特につらいのが、立ち上がる時やしゃがむ時の痛みです。
靴を履く時やトイレなどで激痛が走ります。
立ち上がる時やしゃがむ時は太ももに手のひらを置き、腕を使ってサポートすると格段に動きが楽になります。
太ももの上で手のひらを交互に少しずつ移動させるのがポイントです。
・おなかを引っ込める
おなかを引っ込めて腹圧を上げて、腰にかかる負荷を分散させます。
腹圧が上がることでおなかが天然のコルセットになり腰痛をやわらげます。
おなかを引っ込めるという方法は腰痛の予防としても効果的なので、普段から行ってほしい習慣です。
ぎっくり腰で寝たきりの安静が必要というのは、過去の常識になりつつあります。
痛めた当日からできる範囲で普段通りの生活を送り腰の血行を良くすることで、治りも早くなります。