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あやしいものを眉唾物(まゆつばもの)といいますが、これは眉に唾をつけるとキツネに騙されなくなるという言い伝えからきているそうです。
眉に唾をつけなければいけないくらいあやしいものということですね。
キツネは、神道で神の使いとされたり、民間の伝承では人を騙したりと、どこか謎めいた存在として扱われます。
実はキツネのこうしたいたずら者でつかみどころのないイメージは、日本に限らず世界の民族伝承にも見られます。
心理学者のユングは、このように世界中の神話や伝承に共通点があることを元型(アーキタイプ)という言葉を使って説明しました。
すべての人間には共通するイメージのパターンのようものがあって、そのために神話や伝承や個人が見る夢には一種の法則性があるという考え方です。
ユングのこの考えでは、キツネはトリックスターという元型を表していると考えられます。
トリックスターは、基本的にはいたずらや悪さをするが、時には役に立ったり、良い行いをするという二面性を表す元型とされています。
トリックスターのイメージは創作物でもよく使われます。
北欧神話やマーベルコミックスのロキ、ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男、ウルトラシリーズのジャグラス ジャグラーなどは典型的なトリックスターです。
キツネは生物学的にはイヌの一種ですが、イヌにはこうしたトリックスターのイメージはありませんよね。
むしろイヌのイメージは、忠犬ハチ公のエピソードに表れているような忠誠心だと思います。
ネコにはちょっとトリックスター的な気まぐれなイメージがありますね。
キツネには、ネコが好む環境である森林で進化したイヌという側面があります。
キツネのトリックスター的なイメージは、イヌとネコの中間的な性質から来ているのかもしれません。
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