2022年6月22日放送のスッキリを見ていると、愛媛県立とべ動物園のカンガルーの赤ちゃんの話題を扱っていました。
母親の袋から落ちているところを発見され、低体温症と脚の骨折で袋に戻すのが難しく、飼育員がリュックに入れて背負いながら飼育しているといった内容です。
飼育員が育てるのなら、わざわざリュックに入れて運ぶ必要はない気もしますが、ここで岩田アナウンサーから説明が入ります。
その説明によると、カンガルーの袋の中で揺れることで、体調を整えたり、便の通りが良くなるという効果があるそうです。
ぼくにとって、この説明はかなりインパクトのあるものでした。
整体では身体を揺らすことで体調を整えるという手技を行う先生が結構います。
ぼくも施術では必ず行うアプローチです。
揺らし方や理論は施術家によってかなり異なりますが、血行の改善、背骨が整う、自律神経が安定するといった効果があります。
カンガルーの母親は子供を袋に入れて同じことをしているわけで、立派な施術家ですね(笑)
カンガルーはオーストラリアに多い有袋類に含まれる動物です。
有袋類は胎盤がないため妊娠期間が短く、脳が有胎盤類よりも小さい傾向があります。
ですが、カンガルーやコアラの動作はとても人間的で見ていて飽きないです。
今回のカンガルーの袋の話も、有袋類がとても合理的に袋を使っていることを示唆しています。
ぼくが整体院のブログで動物の記事を書くことが多いのは、もちろん動物が好きということもありますが、施術についてのインスピレーションを得るためでもあります。
今回のカンガルーの袋の話で、改めてそのことを実感しました。