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人間を含む哺乳類は周囲の環境に左右されずにある程度体温を一定に保つことができます。
哺乳類や鳥類のこうした特徴は恒温動物と呼ばれています。
これに対して魚類、両生類、爬虫類、虫などは自力で体温を保つことが難しく、周囲の環境の影響を受けやすい変温動物と呼ばれます。
ですが、この分類ははっきりと分けられるものではなく、例外も多いため、あまり使われなくなってきているそうです。
例えばナマケモノは哺乳類ですが、ほとんど動かず、環境に合わせて体温が変化します。
そのため哺乳類であってもナマケモノは変温動物に近いといえます。
体温を保つことが難しい変温動物は、恒温動物と比べると行動範囲が狭くなりがちです。
ですがメリットもあります。
体温を環境に依存しがちなため、恒温動物ほど高い熱を自分で生み出す必要がなく、そのため食料は少なくて済みます。
大きな口があるのでたくさん食べるイメージのあるワニは、動物園でのエサやりは1週間に1回程度だそうです。
動物園にとっても食費が安く済むというメリットがありますね(笑)
人間は体温を保てるとはいっても、当然ながら暑いときは日陰に移動したり冷房を入れますし、寒いときは暖房にあたるといった変温動物的な行動も取ります。
人間には服を着て体温調節する習慣もありますし、実は哺乳類の中では変温動物に近いのかもしれませんね。