
リランテ整体院のブログではデスクワークの姿勢の注意点について何度か触れています。
中でも特に意識してほしいのは以下の3点です。
- あごを軽く引く。
- 前腕を机にべったりとつけて、腕の重さを分散する。
- 足の裏をぴったりと床につける。
首や肩に不調のある方はあごを引く動作が苦手なことが多く、ストレートネックはその典型例といえます。
あごを引いて、パソコンのモニターはのぞき込まないようにします。
前腕はべったりと机につけることで、腕が疲れにくくなります。
腕は身体の中で浮いている状態に近く、この重さが大きな負荷になるためです。
また、机の角の1点で腕の重さを支えると前腕の尺骨が歪む原因にもなるので、なるべく前腕全体を使います。
そのためにはパソコンを机の奥の方に置いて、前腕をのせるスペースを少しでも確保することも必要でしょう。
さて、最後の「足の裏をぴったりと床につける」というのは、意外にできていない方が多いのではないでしょうか。
つま先だけを床につけたり、キャスター(車輪)を固定している部分に足を乗せたりしていませんか。
ハイヒールをよく履く方はこの傾向が強いかもしれません。
こうした動作はふくらはぎの筋肉が縮んだり、足の骨が歪む原因になります。
足は土台なので、土台がアンバランスな状態になると他の部分で無理やりバランスを取ろうとしてその影響が身体全体に広がります。
土台の傾きは特に土台から離れた場所に影響が出やすいので、首の重だるさや肩こりの原因になることもよくあります。
簡単なようで難しいかもしれませんが、ぴったりと足の裏を床につけて座りましょう。
不調は日頃の小さな癖の積み重ねから起きるので、デスクワークをしていたり、パソコンを長時間操作する方はぜひ今回の内容を意識してみてください。