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ノースマン 導かれし復讐者 感想

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先日、映画ノースマン 導かれし復讐者を観てきました。

以下、ネタバレありの感想になります。

ノースマンは10世紀頃の北欧のヴァイキングをテーマにした作品です。

ぼくはかなりのヴァイキングマニアで、リランテ整体院のホームページもぼくがデザインするとどうしても北欧風になってしまいました。

さて、ヴァイキングというとどんなイメージをお持ちでしょうか。

武装して侵略行為を繰り返す海賊というイメージをお持ちの方も多いと思います。

実際のヴァイキングは農業をメインに生活していて、海賊行為だけでなく通常の商取引も行っていました。

男性も女性も腕輪や指輪、ネックレスなどの装飾品を好んで身に着けるおしゃれな一面もあります。

法律を重んじて裁判を好んだり、当時としては女性の地位が高かったりと意外に文化的な側面もたくさんあります。

現代に残っている影響もあって、ヴァイキングが信仰していた北欧神話の神ソーを称える日が木曜日だったので、木曜日は今でも「ソーの日」を意味するソーズデイと呼ばれます。

映画ノースマンは、叔父に父親を殺され、母親を誘拐された王子アムレートの復讐の旅の物語です。

叔父と甥(おい)の対立というのは文学や歴史、ファンタジーで頻繁に登場するテーマですね。

旅を続けて成長したアムレートは、叔父のフィヨルニルがすでに王位を失って、農場を経営していることを知ります。

フィヨルニルが復讐の前から没落しているという設定は、物語のスケールを小さくしているともいえますが、リアリティを与えているともいえ、ぼくはよかったと思います。

成長したアムレートはわざと奴隷としてフィヨルニルの農場に潜入し、復讐の機会をうかがうことになります。

シンプルな復讐劇ではあるのですが、アムレートはフィヨルニルの妻となった母親から意外な事実を聞くことになります。

この真相については書きませんので、気になる方はぜひ映画をご覧になって確かめてみてください。

ぼくが印象的だったのはラストのアムレートとフィヨルニルの決闘の直前のシーンです。

フィヨルニルの子供を殺害してある程度は復讐を果たしたアムレート。

彼は恋人のオルガといっしょに船で新天地へ旅立つことを決意するのですが、結局オルガが止めるのを無視して船から海に跳び込み、フィヨルニルとの決着をつけるために戻っていきます。

理屈で考えると旅を続けた方が明らかに得策だとは思うのですが、それでも決闘に向かう姿に宿命のすさまじさのようなものを感じました。

本作は美しい風景やヴァイキングの建築などビジュアル的な見どころも多く、没入感はかなりのものがあります。

残酷なシーンも多く、人を選ぶ映画であるのは間違いないですが、現代とは全く違った価値観の世界をリアルに仮想体験できる作品です。


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