札幌市中央区の肩こり専門整体院

スマホ認知症の増加

最近、スマホ認知症という言葉を耳にすることがあります。

スマホ認知症は「スマートフォンに頼りすぎることで脳の機能が低下する状態」です。

ただ、正式な病気として認められているわけではありません。

通常の認知症には、脳の一部の委縮が原因であるアルツハイマー型認知症や、脳血管障害が原因である血管性認知症などがあります。

スマホ認知症はこうした認知症とは原因が違い、スマートフォンの使い過ぎによる膨大な情報量を処理するために脳が疲れて、結果として記憶力や集中力の低下のような既存の認知症に近い症状が発生します。

また、スマートフォンの画面から出るブルーライトが交感神経を刺激して睡眠を妨げ、脳の疲労の回復が充分に出来なくなるという弊害もあります。

スマートフォンの使い過ぎが原因ですので、スマホ認知症の発症年齢は30~50代くらいの比較的若い世代が多いです。

こうした働き盛りの世代で「物忘れが増えた」「やる気が出ない」といった不調を訴える方が増えているという報告もあります。

ぼくの場合はスマートフォンを使う時間は比較的短いとは思うのですが、パソコンを使う時間は結構長いので他人事とはいえないですね。

ただ、画面が大きいパソコンの方がスマートフォンよりも脳が疲れにくいというのはあると思います。

また、スマートフォンはうつむいて使いがちなので、パソコンよりも首や肩への負担は大きくなりがちです。

スマホ認知症の対策は、スマートフォンを使い過ぎないことです。

簡単といえば簡単ですが、実際には「それができれば苦労しない」という方もいると思います。

スマートフォンを使い過ぎる原因としては、やはりXやインスタグラムといったSNSの存在が大きいでしょう。

もちろん各SNSを提供している会社としてはそのアプリを使ってもらわないと困るわけで、もともとSNSには依存しがちな要素が組み込まれているといえます。

もしSNSに依存気味で少し距離を置きたいと考えているのならば、新規の投稿をしない、ログアウトするといった方法を試してみてもいいかもしれません。

総務省の令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書によると、平日にスマートフォンでインターネットを使用する時間は、10代は154分、20代は201分、30代は121分となっています。

平日でも映画1本分くらいの時間を使っていることになりますね。

やはり10代、20代の視聴時間が長いので、スマホ認知症もこれからより深刻な社会問題になる可能性もあると思います。

脳は、ぼーっとしている時間に情報を整理しています。

そのため、良いアイディアは一生懸命考えているときよりも、散歩やお風呂など他のことをしているときに突然思いつくことがあります。

スマートフォンの使い過ぎによる脳の過労状態を防ぐためにも、睡眠やゆったりした時間も大切にしたいですね。

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