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鋭い歯に大きな目とちょっと怖い見た目のサメですが、その個性的な外見からグッズや映画などで人気の高い動物でもあります。
サメのようにがさがさ、ざらざらとした肌のことをサメ肌と言います。
では、なぜサメの肌はざらざらしているのでしょうか。
サメは魚類の中では珍しい軟骨魚類であり、うろこも独特の構造をしています。
魚のうろこは平面的に並んでいることが多いのですが、サメのうろこは前から後ろに屋根がわら状にはっきりと重なって並んでいます。
この並び方のために、特に後ろから前に向かってなでると、荒い、ざらざらとした感触になります。
サメのうろこの独特な並び方は、スピードアップに貢献しています。
物体が水中や空気中を進むと、流れが回り込んで後ろに引っ張る力が発生して速度を下げます。
ところが、サメのうろこは前から後ろへ重なっているために、この回り込む流れを拡散し、後ろに引っ張る力を分散して効率よく泳ぐことができます。
実際、サメの最高速度は、哺乳類のシャチに匹敵するほどです。
このサメのうろこの性質を利用した研究は広く行われています。
2000年のシドニーオリンピックでメダルを獲得した水泳選手の多くが着用していたのが、イギリスのスピード社のファーストスキンという水着です。
この水着には、サメからヒントを得た、うろこ状のプリントが施されています。
ファーストスキンで大きく注目を浴びたスピード社は、その後レーザーレーサーという水着を開発します。
レーザーレーサーを着用した選手が次々と世界記録を更新し、2008年の北京オリンピックでは主要メディアにも大きく取り上げられました。
ただし、当時のレーザーレーサーは選手の身体を締め付けて水の抵抗を軽減することに重点を置いており、サメの能力を取り入れたファーストスキンとは思想が異なっています。
このサメ肌に注目したのが航空会社です。
ANA(全日空)もJAL(日本航空)も、一部ではありますが、すでにサメ肌の加工を行った航空機を運用しています。
航空機の場合は、スピードアップよりも燃費の向上という点で注目されているようです。
JALの試算によると、もし機体全体に加工した場合、燃費が2%改善するそうです。
また、羽田~ロンドン間の片道で、7トンのCO2が削減されるとしています。
特に燃費は航空会社の利益に直結するだけに、メリットが大きいといえます。
ぼくも動物の構造や建築を施術のヒントにすることがあるので、こうした一見まったく関係のないジャンルに研究を活かすという姿勢には、個人的に共感できるものがあります。
先入観にとらわれない、柔軟な発想を大切にしたいですね。
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