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首の長い独特のデザインで動物園の人気者でもあるキリンですが、睡眠時間が短い動物としてもよく挙げられます。
キリンが深い睡眠を取るのは、1日に3~10分程度です。
あの巨体でそんなに少ない睡眠で大丈夫なのかと思ってしまいますが、実はキリンの睡眠時間は必ずしも短いとはいえません。
確かに深い睡眠は短いのですが、キリンは食事の時間が長く、その合間に何度も居眠りをしています。
人間も電車に乗っているときなどについうとうとすることがありますが、同じような感じですね。
キリンのこうした仮眠の時間は1日の合計で4時間程度と考えられます。
つまり、人間よりは短めですがキリンもそれなりの睡眠時間を取っていることになります。
キリンは地面に横になって眠ることはあまりなく、立ったまま寝ることが多いです。
キリンは、ウシと同様に一度胃に入れた食料を口に吐き戻してまた噛むことを繰り返す、反芻(はんすう)を行います。
そのため、食事時間が非常に長く、その合間に細かく仮眠を取っています。
あの長い首の中をエレベーターのように食事が上下するのはなかなかシュールですね。
でも、なぜ一度にまとめて睡眠を取らないのでしょうか。
キリンに限らず、多くの草食動物は食事中に立ったまま細かく睡眠を取ります。
やはり、肉食動物に襲われることを考えると、まとめて長時間寝ることは危険なのでしょう。
安心してゆっくりと眠ることができないのは、ちょっと気の毒な気もしますね。