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春になると、多くの人がくしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされるのが花粉症ですね。
2025年3月20日のニューズウィーク日本版公式サイトで、マンモスが花粉症で絶滅した可能性についての研究が紹介されていました。
マンモスの冷凍組織から抗体とアレルゲンの痕跡が発見され、鼻詰まりで仲間や交尾相手を嗅ぎつけることができず、個体数減につながったのではないかといった内容です。
そもそも、花粉症とはどういった状態なのでしょうか。
花粉症は、身体の免疫システムが、本来は無害であるスギやヒノキなどの花粉を「有害な異物」と誤認し、過剰に反応することで起こるアレルギー症状です。
特に現代では、花粉の飛散量の増加や大気汚染の影響もあり、花粉症に悩む方が増えています。
花粉症の主な症状は、以下のようなものです。
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 目のかゆみ・充血
- のどの痛みや違和感
- 皮膚のかゆみ
これらはすべて、身体が花粉を外に追い出そうとする防御反応の一環です。
では、花粉症は人間特有のものなのでしょうか。
それとも、動物も同じように花粉症になるのでしょうか。
今回のブログでは、動物と花粉症の関係について探っていきます。
動物も花粉症になる?
一般的に、動物も花粉によるアレルギー反応を起こすことはあります。
しかし、人間のように頻繁に発症するわけではありません。
ペットとして飼われているイヌやネコには、花粉症に似たアレルギー反応が見られることがあります。
1 イヌやネコの花粉アレルギー
イヌやネコも花粉アレルギーになることがあり、特にアトピー性皮膚炎として現れることが多いです。
症状としては、皮膚のかゆみ、目の充血や涙目、くしゃみ、耳の炎症などが挙げられます。
2 野生動物は花粉症になる?
一方で、野生動物が花粉症になるケースはほとんど報告されていません。
これには、以下のような理由が考えられます。
・免疫の適応力が高い
野生動物は多種多様な環境に適応する必要があるため、免疫システムが強く、過剰な反応を起こしにくい傾向があります。
・食生活の違い
自然の中で生活する動物は、さまざまな植物や微生物と接触し、それに適応した食生活をしています。
これが、免疫系のバランスを保つのに役立っていると考えられます。
・生活環境の違い
野生動物は、人間やペットのように屋内の閉鎖的な空間に長時間いることが少なく、花粉を浴びても影響を受けにくいです。
・遺伝的要因
花粉症は遺伝的な要素も強く関係していますが、自然界ではアレルギー体質を持つ個体が生存しにくいため、花粉症になりにくいと考えられます。
以上のように、動物が花粉症を発症することはありますが、そのほとんどが屋内でペットとして飼われている動物であり、野生動物が花粉症になることは非常にまれです。
病気で動物は絶滅する?
マンモスが花粉症で絶滅したとされる根拠に気候の変化が挙げられます。
現在の地球は間氷期であり、マンモスはその直前の氷期である約1万年前まで生存していました。
ちなみに、次の氷期は、諸説ありますが、約5万年後と考えられています。
氷期から間氷期になることで寒冷な草原が森林に変わり、植生も変化して花粉の飛散量が増加します。
大型動物のマンモスは呼吸量も多く、アレルギーの影響を強く受けたというのが花粉症絶滅説の考え方です。
ただ、花粉症だけで種全体が絶滅するというのはちょっと極端な気もします。
マンモスの絶滅は、一般的には気候変動による生息環境の変化や人類による狩猟の影響が原因と考えられています。
ただし、花粉症ではありませんが、病気で動物が絶滅に近いダメージを受ける実例はないわけではありません。
以下に病気で被害を受けた動物を挙げてみます。
1 北米のコウモリ
状態:絶滅危機
原因:白鼻症
白鼻症は、カビによる感染症で、コウモリの鼻や翼に白いカビが生え、冬眠中に目覚めてしまい、餌が見つからずに餓死する病気です。
北米の複数のコウモリ種が 90%以上の個体数減少 を記録し、絶滅した種もいると考えられています。
2 フクロオオカミ

状態:絶滅(1936年)
原因:人間による駆除+犬ジステンパーウイルス(疑惑)
カンガルーやコアラ、フクロモモンガなどと同じ有袋類であるフクロオオカミは、オーストラリアのタスマニアに生息していましたが、1936年に最後の1匹が死亡しました。
一般的にフクロオオカミの絶滅の原因は、家畜を襲うフクロオオカミを嫌ったヨーロッパからの入植者による虐殺とされています。
ただ、一部の研究者は、犬ジステンパーウイルスが絶滅に関与したと指摘しています。
フクロオオカミはイヌとは全く関係のない動物であり、このウイルスが関与したという確実な証拠は見つかっていません。
ただし、犬ジステンパーウイルスはイヌ科以外にもアライグマやフェレット、トラ、アムールヒョウなどに感染することが知られており、有袋類にも感染できる可能性は否定できないとされています。
それでも、絶滅の原因としては、人間による狩猟が大きな要因だったという説が、一般的です。
このように病気が動物種全体に及ぶほどのダメージを与える例はありますが、かなり珍しい現象であることも確かです。
マンモスと花粉症
マンモスが花粉症で絶滅したという決定的な証拠はなく、現状では「可能性のひとつ」として議論されている程度です。
抗体や花粉の成分を持ったマンモスがどれくらいの割合だったのかといったことが分かれば、より詳しい事実が解明されると思います。
ただ、ゾウの鼻は呼吸したり、においを嗅ぐだけでなく、手のように物を持ち上げたり、水を吸い上げて口へ流し込むといった様々な用途で使われます。
その鼻が花粉症になったら、かなり大きな影響があるのではないでしょうか。
花粉症自体が絶滅の原因ではなかったとしても、大きな要因の1つではあったのかもしれません。

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