足が速い動物として有名なのがチーターです。
チーターの最高速度は時速100km以上とされています。
ただし、この速度を維持できるのは300m程度だそうです。
これは体温が上がりすぎるためです。
体温を下げるためには汗をかくことが重要になってきます。
チーターはネコ科の動物ですが、ネコは肉球には汗をかきますが全身で汗をかくことはありません。
実は全身で汗をかいて身体を冷却できる哺乳類はごくわずかで、その代表がウマと人間です
ウマと人間といえば長距離を高速で走れる動物の代表でもあります(ウマは短距離も速いですが)。
このことからも汗で体温を下げることが長距離走にとって重要なことが分かります。
人間が生活圏を拡大して繫栄できたのも、汗をかく能力によって行動範囲が広がったり、高温の場所でも活動できるようになったことが理由の1つだと思います。
人間の身体能力は他の動物と比較しても実は侮れないものがあります。