ぎっくり腰になったら腰を冷やした方がいいのか、温めた方がいいのかについて、迷われる方も多いと思います。
教科書的な解答は、まずは冷やすということになります。
ぎっくり腰で起きた炎症を抑えて痛みを緩和するのが目的です。
多くの施術家が、痛みが起きた時は冷やして、痛みが落ち着いてきたら温めるという方法を提案すると思います。
ですが、最近は最初から温めることを勧める先生も出てきました。
炎症は防御、修復の反応なので、無理に抑えずに温めて血流を良くした方が、結果的に治りが早いという考え方です。
・冷やすと、炎症が収まり動きやすくはなりますが、治るのには時間がかかります。
・温めると、治りは早くなりますが、炎症が促進されて痛みが強くなる可能性があります。
ぼくの考え方としては、冷やす・温めるといった温度操作は基本的に不要と考えます。
どちらにもメリットとデメリットがあり、内容的にも全く逆のことをすることになるので、無理に行う必要はないです。
どうしてもこうした温度操作を行いたいという方は、実際にやってみて気持ちが良い方を選択しましょう。
気持ちが良いということは身体が求めているということなので。
ぎっくり腰で腰を冷やすか温めるかというのは、このように専門家でも意見が分かれる意外に複雑な問題です。
ネットで調べてかえって混乱した方も多いと思いますが、ぼくの考えも参考にしてみてください。