低気圧による体調不良の対策として、前々回のブログでは水分補給について取り上げました。
今回の記事でも比較的簡単に行える対策法を取り上げます。
今回注目するのは呼吸です。
気圧と呼吸にはどのような関係があるのでしょうか?
低気圧は自分の周囲の気圧が普段よりも低い状態です。
周囲の気圧が下がると空気を吸入しにくくなり、酸素の摂取量も減るため、通常の気圧よりも酸素不足になりがちです。
また、低気圧では、吸入した空気から酸素を取り込む過程で肺の気圧との差が小さくなります。
これにより、酸素の肺への取り込みが難しくなります。
肺で吸収した酸素は肺の毛細血管で赤血球と結合して全身に供給されます。
このような仕組みから、低気圧は酸素不足の原因になり得ます。
これは高いところに行くと息苦しさを覚えることをイメージすると分かりやすいと思います。
では、低い気圧による酸素不足にはどう対処すればよいのでしょうか?
対処法としては、深い呼吸を意識することが大切です。
深い呼吸をすることで酸素の摂取量が増え、体内の酸素濃度を高めることができます。
これにより、気圧の変化による酸素不足を軽減し、体調の安定を促す効果が期待できます。
また、深い呼吸は自律神経のバランスを整え、リラクゼーション効果をもたらします。
気圧の変化によるストレスを軽減し、心身の緊張をほぐす効果が期待できます。
深い呼吸を行う際は、以下のポイントに気をつけると効果的です。
1.鼻からゆっくりと息を吸い込む
2.お腹を膨らませるように深く吸い込む
3.口を開けてゆっくりと息を吐く
4.呼吸を意識してリズムを整える
呼吸は普段無意識に行っていますが、意識することでより深い呼吸を行うことができます。
そして深い呼吸も習慣づけることで、無意識に行うことができるようになります。
気圧の変化による体調不良を感じている方は、ぜひお試しください。