たまに「どういう姿勢で寝るのがいいのですか」と聞かれることがあります。
睡眠は毎日のことなので気になるポイントですよね。
寝る姿勢としては大まかにあおむけ、横向き、うつ伏せがあります。
あおむけで寝る人はかなり多いですね。
身体が伸びるので猫背対策としてよいイメージがあります。
横向きは腰への負担が小さい姿勢です。
うつ伏せで寝る人はどちらかといえば少数派だと思いますが、うつ伏せで寝るのが楽という人も確実にいます。
整体院ではうつ伏せで寝ることを勧めない先生も多いですが、そういう先生が長時間うつ伏せで施術をしているとちょっと矛盾を感じてしまいます。
ぼくの考えとしては、自分の本能に任せて自分が寝たいと思う姿勢で寝るのが一番だと思います。
その日の体調によっても疲れている部位や筋肉は違いますし、寝返りによって姿勢は変わるので。
むしろ寝返りがなくて寝た時と起きた時でまったく姿勢が変わっていなかったら、そちらの方が問題です。
寝返りには身体をリセットする意味があり、背骨を整えたり、筋肉をストレッチする動きを無意識に行っています。
そのため赤ちゃんは頻繁に寝返りをしますし、高齢になると寝返りは減っていきます。
寝る姿勢にあまり強い意識を向けてしまうと、寝相が良くなって寝返りが減ってしまうことにもつながります。
寝る姿勢はあまり気にせず、リラックスして寝返りの多い睡眠を目指しましょう。