札幌市中央区の肩こり専門整体院

殿様枕症候群とは?高い枕の危険性

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2024年2月21日放送のフジテレビ系めざまし8で、殿様枕症候群という病気を紹介していました。

殿様枕症候群という用語をぼくは初めて聞いたのですが、国立循環器病研究センターが提唱している概念で、まだ正式な病名にはなっていません。

なかなかインパクトのある名前ですが、脳卒中の原因の一つである特発性椎骨動脈解離は枕が高いほど発症割合が高いという研究結果に基づいた用語のようです。

椎骨動脈は首の骨の左右の穴を通り、脳への血液供給を行う重要な動脈です。

首の骨を通るため、首の動きや姿勢によっては、この血管に負担がかかります。

椎骨動脈が解離(血管が裂けた状態)すると、血栓(血の塊)が血管を移動して、脳の血管が塞がり、酸素や栄養が脳に供給されなくなり、脳卒中になることがあります。

国立循環器病研究センターの調査によると、特発性椎骨動脈解離の患者さん53人の内、18人(34%)が高さ12㎝以上の枕を使用しており、9人(17%)が高さ15㎝以上の枕を使用していたそうです。

では、なぜ高い枕を使うと特発性椎骨動脈解離になりやすいのでしょうか。

国立循環器病研究センターによると、枕が高いことによって首が大きく前方にまがり、さらに寝返りなどで首が回ることで血管が傷つくと推測しています。

枕の適切な高さは、整体でもよく話題になるテーマです。

国立循環器病研究センターの研究は脳卒中に焦点をあてたものですが、高さのある枕を使う弊害はそれだけではありません。

背骨は直線ではなく、前後に緩やかなカーブを描いています。

首の骨(頸椎)は前方に向かってカーブしていて、これを頸椎前弯といいます。

では、もし高さのある枕を使ったら、このカーブはどうなるでしょうか。

この首のカーブがなくなる方向に力がかかることになります。

これは猫背やストレートネックの原因にもなりますし、頸椎前弯が崩れることで、無理にバランスを取るために背骨の他のカーブにも連鎖的に悪影響を与えることもあります。

このため、ぼくも高さのある枕は勧めないですね。

実際、ぼくは枕なしで寝ています。

枕なしだと横向きで寝たときにつらいので、そこまでする必要はないですが、やはり低い枕をお勧めします。

また、番組の中でも触れられていましたが、スマホやタブレットを見やすくするためにわざと高さのある枕にする方もいます。

この場合も低い枕の方が首に負担がかからないのですが、低い枕で寝落ちして顔面にスマホやタブレットが落ちてくるのは危険ですよね(ぼくはたまにあります笑)。

このページで紹介しているようなベッドに固定できるスタンドを使うという方法もあります。

睡眠は毎日のことなので、枕が身体に与える影響は侮れないものがあります。

高さのある枕に慣れている方は、枕選びを一度見直してみることをお勧めします。


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