肩こりにお悩みの方は本当に多いですが、肩こりと密接に関係しているのが猫背姿勢です。
では、猫背姿勢にはどのような弊害があるのでしょうか。
今回のブログでは猫背姿勢の問題点を具体的に整理してみたいと思います。
猫背は身体が前方に傾いた状態であり、頭や肩甲骨も前側に移動します。
このため背中側についている筋肉(僧帽筋など)は引き延ばされます。
緊張した筋肉によって肩の血流も低下して、肩こりを感じやすくなります。
逆に前側に付いている筋肉は縮みます。
筋肉は引き延ばされたままでも、縮んだままでも硬くなります。
前方の筋肉が縮んで硬くなることで、上体を起こすことが難しくなり、猫背の状態が習慣化してしまいます。
また、筋肉が硬くなることで血管だけでなく、神経が圧迫されることもあります。
実際、肩こりにお悩みの方には、手や腕のしびれを訴える方も少なくありません。
さらに、頭が前側に移動することで、首肩への負荷が物理的に増えるという問題もあります。
人間の頭は5~6㎏の重さがあり、背骨の上に乗ることで支えられています。
ところが頭が前側に来ることで、首の骨や筋肉に過度の負担がかかり、肩こりや痛みの原因になります。
このように肩こりは猫背姿勢と密接に関係しています。
ただ、人間の背骨は胸の位置で後ろ側に反っているため、人間はもともと猫背に見えやすいです。
また、猫背は肩の力が抜けて脱力できている状態ともいえるので、猫背かどうかというよりも、どの程度の猫背で、実際に肩こりといった不調が出ているかどうかが大きなポイントになります。
とはいえ、猫背が肩こりの原因の1つであることは確かなので、肩こりにお悩みの方は普段の姿勢を見直してみることをお勧めします。
リランテ整体院では、10~15回の施術で猫背姿勢を改善して、良い姿勢を定着する猫背矯正を行っています。
猫背姿勢が気になるという方は、ぜひご相談ください。