身体には腰痛になりやすい筋肉がいくつかあります。
例を挙げると、脊柱起立筋、腸腰筋、腰方形筋といった筋肉です。
今回は腰方形筋について考えてみたいと思います。
腰方形筋は1番下の肋骨(第12肋骨)と骨盤の1番上の部分(腸骨稜)の間に付いています。
役割としては、身体を横に倒したり、後ろに倒すときに使われます。
この筋肉は左右で1対になっています。
腰方形筋は腰痛になりやすい筋肉ではありますが、痛みの原因自体は他にあることが多いです。
身体を横に倒すときに使われる筋肉であるため、身体の左右のバランスが崩れると大きな影響を受けます。
例えば、「片足に体重を多めにかけて立つ」、「机に座っているときに肘をついたり、脚を組む癖がある」といった場合です。
こうした癖があると片側の腰方形筋は伸びて反対側の腰方形筋は縮むことになります。
このアンバランスな状態は短時間なら特に問題はありませんが、日常的に長時間同じ姿勢になっている場合はやはり悪影響が出てきます。
また、こうした腰方形筋のバランスの悪さがぎっくり腰につながることもあり得ます。
もし腰方形筋だけを指圧などで整えたとしても、こうした習慣を見直さないと同じ姿勢を取ることでまた腰痛が出てくることになります。
こうした日常の何気ない習慣はなかなか自分では気が付かないものではありますが、小さな負荷が積み重なることで大きな痛みに繋がることも多いので、ぜひ普段から身体のバランスを意識してほしいです。
また、肘をついたり、脚を組むのはそうした方が楽なので無意識に身体が求めている状態といえます。
そのためリランテ整体院の施術では痛みのある部分だけでなく身体全体のバランスを整えることを重視しています。