腹圧という言葉をご存知でしょうか。
腹圧は腹腔内の圧力のことで、腹腔とはおなかにある内臓を入れるスペースのことです。
例えばビニール袋に空気をパンパンに入れた状態をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ビニール袋を腹腔とすると、腹圧が高い状態とはこのビニール袋に空気がパンパンに入っている状態です。
この形では外力が加わっても内側から跳ね返すために大きく形が崩れることはありません。
腰痛の予防や治療で巻くコルセットがありますが、これは強制的に腹圧を高めて腰を守っているということになります。
腹圧が低い状態は、前回のブログで触れた「背骨だけで立っている」状態に近いです。
腰痛を防ぐには筋肉のような背骨以外の要素で背骨をサポートすることが重要であって腹圧もその1つです。
また腹圧が低いと反り腰になって、太ってもいないのにおなかが出てみえるということもよくあります。
では腹圧を高めるためにはどうすればよいのでしょうか。
簡単にできるのは普段からおなかを引っ込めることです。
常におなかを引っ込めるのは難しいですが、なれると無意識でもできるようになります。
立ち仕事で腰痛に悩まされている方は、これを意識するだけでも違いますのでぜひ試してみてください。