札幌市中央区の肩こり専門整体院

不安と国民性

ニュースは相変わらず明るい話題が少なく、閉塞感や将来への不安を抱えながら生活している方も多いと思います。

不安の反対は安心ですね。

安心感をつくる神経伝達物質が「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンです。

セロトニンはセロトニントランスポーターというたんぱく質によって再利用されるため、セロトニントランスポーターの数が多く、働きが良いほどセロトニンの影響を受けて精神が安定します。

数が多く働きがよいセロトニントランスポーターをつくる遺伝子をLL型、逆に数が少なく働きが悪いタイプをつくる遺伝子をSS型、その中間をSL型と呼びます。

実は日本人の68.2%がSS型であり、SL型は30.1%、LL型はわずか1.7%に過ぎません。

つまり、日本人の約7割はかなり不安を感じやすく、不安を感じにくい人は1.7%しかいないことになります。

アメリカでは不安を感じにくいLL型は32.3%存在し、南アフリカではさらに多いそうです。

日本人は国民性として不安を感じやすいということが遺伝的に決まっているんですね。

とはいえ不安を感じやすいことは必ずしもマイナスではありません。

不安の高さは学習意欲や向上心につながりますし、事故や災害から身を守ったり、詐欺のような犯罪に騙されにくいという効果もあります。

結果としては日本人の長寿にも貢献していると思います。

ただ、日本は自殺率が高く、生きづらさを実感している方が多いことも事実です。

不安への対処法としては友人や知人とのコミュニケーションで意見や価値観を共有することがおすすめです。

悩みや心配事は他人に話すことで和らぐことも多いので、不安を抱えている方はコミュニケーションの機会を多くつくることを意識してみてください。

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